千葉大学のBMX
BMXプログラムとは
このプログラムは、学生の皆さんに、オンラインの国際協働学習と実渡航をともなう留学をブレンドしたBMX(Blended Mobility Project)と呼ぶプログラムを提供するものです。
これは近年急速に普及したオンライン国際協働学習COIL(Collaborative Online International Learning)という形態をもとにしています。COILは仮想学生交流(Virtual Exchange)とも呼ばれ、さまざまなICT技術、Zoom, Google Workspace, Moodleなどを利用して、海外大学の学生と特定の主題に即して課題を設定し、意見を交換し、問題解決の糸口を探るオンラインの課題学習を展開するものです。
千葉大学のCOILは主に米国の大学との交流からはじめ、現在その対象地域を拡大しているところです。実渡航の前に、対象地域や大学、学生の姿を知るための事前学習として、また渡航後に学習した内容を振り返り、相互にフィードバックを与えることによって理解を深化させる事後学習の手段としても利用されます。
BMXのプログラムは、COILと実渡航を組み合わせて(ブレンドして)、学生間の国際共修・多文化共修を実現します。そのさい、皆さんが学習課題をより深く理解し、社会課題の解決に資するPBL型(Project Based Learning)のプログラムとして展開していきます。
千葉大学のプログラムの特徴は四つあります。
第一に、総合大学の全学的な取り組みとして多様な社会課題解決につなげることができるようにしています。
第二に、学部初年次の普遍教育から専門教育、大学院教育に至るまで、自分の学習の進展や専門性の深化に応じて多様なプログラムを履修することができます。
第三に、実渡航が容易ではないラテンアメリカ、カリブ海、アフリカ等の学生とも協働学習・共修できる環境を積極的に作ることを目指しています。
第四は、二大学間(Bilateral)だけでなく、三大学間(Trilateral)、多大学間(Multilateral)の学生交流を目指しています。
現在、千葉大学のBMXプログラムは、次のような大学と実施しています。
米国: アラバマ大学、シンシナティ大学、ニュースクール大学、カーネギーメロン大学、イェール大学、デイトン大学
米国以外: ブシテマ大学(ウガンダ)
今後はさらに交流大学を広げていく予定であり、現在、カナダ、タイなどの大学とプログラムの試行を計画しています。
