2018年1月24日(水)学術シンポジウムを開催します。
掲載日:2018/01/11
学術シンポジウム
「第一次世界大戦期における平和の追求とその現実―「帰一協会」の挑戦と渋沢栄一」
日時:2018年1月24日(水)15:00~17:30
場所:千葉大学 国際教養学部棟 G8-502 教室
主催:公益財団法人 渋沢栄一記念財団
共催:千葉大学 国際教養学部
趣旨説明 見城悌治 (千葉大学 国際教養学部) 「帰一協会の歴史的意義」
報告1 町 泉寿郎(二松学舎大学) 「近代日本の漢学と「国民道徳」
報告2 辻 直人 (北陸学院大学) 「教育家・成瀬仁蔵とアメリカ知識人との交流」
コメンテイター 高橋 原 (東北大学)
コメンテイター 高光佳絵 (千葉大学 国際教養学部)
概要説明:「帰一協会」は、1912年に渋沢栄一、成瀬仁蔵、姉崎正治などの経済人・知識人が集い、普遍的な道徳を模索し、宗教も一つにまとめ、世界平和を実現させるという理想を掲げ、結成された団体である。日露戦後から、第一次世界大戦前後における日本国内、さらには国際社会における人々の相互理解と協力を目的として活動した結果、欧米にも賛同者が出、アメリカ支部なども出来た。しかし、理想と現実の乖離から次第にその活動は停滞していく。
本シンポジウムでは、帰一協会に集った知識人たちが、同時代をどのように変革しようと挑戦しようとしていたのかを明らかにする。こうした試みは、「グローバル化」が喧伝される現代社会において、私たちが直面する課題の解決にも示唆深いものがあるだろう。