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千葉大学国際教養学部『海外派遣プログラムB(フィンランド・ユヴァスキュラ大学サマーコース)』の実施について

掲載日:2024/08/26

千葉大学国際教養学部では、学部独自の海外派遣プログラムを開講しています。2024年度の海外派遣プログラムB(フィンランド・ユヴァスキュラ大学サマーコース)を実施しましたので紹介します。
 
今回で5回目となる国際教養学部集中講義科目『海外派遣プログラムB』に、4名の学生が参加しました。海外派遣プログラムBでは、千葉大学で事前授業を受けた後で、協定大学であるフィンランド・ユヴァスキュラ大学に渡航し、サマー・コースに参加します。今回の『Summer course Multilingual and Intercultural Communication Competence (MICC) for International Projects』は、ユヴァスキュラ大学が、ブルゴーニュ大学(フランス)、ヨハネス・ケプラー大学リンツ(オーストリア)、そして千葉大学と共同で企画したBlended Intensive Programme (BIP)で、2回のオンライン事前授業と5日間の対面集中講義で構成されました。それぞれの大学から学生35名と教員5名が参加し、異文化間コミュニケーションや複言語によるインターアクションに関する基礎知識を学び、言語的文化的背景の異なる者同士のコミュニケーションについて共に考え、議論しました。また、ユヴァスキュラ市内にあるMulticultural Center Gloriaを訪問し、多文化共生に向けた施設の取り組みや目指すべき姿勢について、専門家から貴重な話をうかがう機会もありました。学習以外にも、ユヴァスキュラの中心部にあるユヴァスヤルヴィ湖のクルージング、湖畔でのサウナやBBQといったフィンランドならではの夏の楽しみ方を体験し、参加者と親睦を深めることができました。

国際教養学部の参加学生からは、「英語による講義、グループワークにプレゼンテーションと、盛りだくさんで大変だったが、プログラムを通してMICCとは何か、多様な背景を持つ仲間たちとともに考えることができた。異文化間コミュニケーションに必要なスキルや態度を実践的に学べた」「フィンランドで会う前にオンライン・セッションがあったのがよかった。緊張感がほぐれた」「何ヶ国語も話せ、いろいろなところに住んだ経験のある魅力的な人にたくさん会えた。英語はもちろん、他の言語も学んでみたいと思うようになった。そして次は長期の留学に挑戦したい」「フィンランドの大自然と人の優しさに癒された。今回は日の沈まないフィンランドの夏を満喫したが、別の季節にも訪れてみたい」といった声が聞かれました。参加者全員にとって初めてのフィンランド、寮生活、そして言語的文化的背景の異なる者たちとの共同生活でした。英語力に不安を抱えたり、習慣の違いに戸惑ったりしながらも、参加者全員が助け合い、大きく成長できた1週間だったと思います。

(国際学術研究院准教授・海外派遣プログラムB担当 西住 奏子)

国際教養学部科目『海外派遣プログラムB』概要
〇フィンランド・ユヴァスキュラ大学での参加プログラム名『Summer course Multilingual and Intercultural Communication Competence (MICC) for International Projects』
〇日程:2024年4月29日(月)オンライン授業、5月13日(月)オンライン授業、5月27日(月)〜5月31日(金)フィンランド・ユヴァスキュラ大学にて対面授業の計7日間
〇参加者数:40名(うち千葉大学国際教養学部生4名、引率教員1名)
〇渡航先:ユヴァスキュラ大学(フィンランド)
〇参加大学:ユヴァスキュラ大学(フィンランド)、ブルゴーニュ大学(フランス)、ヨハネス・ケプラー大学リンツ(オーストリア)、千葉大学国際教養学部


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このプログラムは、ユヴァスキュラ大学のウェブサイトでも紹介されています。
"Movi's summer course attracted students from around the world to Jyväskylä"
https://www.jyu.fi/en/news/movis-summer-course-attracted-students-from-around-the-world-to-jyvaskyla