アセアン大学連合との共修プログラムで国際教養学部生が活躍しました。
掲載日:2025/03/04
アセアン大学連合(AUN(ASEAN University Network))及び国立六大学連携コンソーシアム※1は、10年以上にわたり、学生交流・共修の機会を提供するため、継続的に様々な取組を協働でおこなっています。
その一環として、2025年2月17日から20日の4日間、千葉大学の主催により、"環境のために学生が起こすことができるアクション"を考えるオンラインワークショップ「Japan-ASEAN Online Program toward SDGs 2024」を開催しました。
"Intercultural Exchange Online Workshop -Actions Students Can Take on Environmental Issues- "と題し、SDGs(Sustainable Development Goals:国連が定めた17の持続可能な開発目標)のうち、目標7、11、12,13,14、及び15※2 の達成に向けて、アセアン地域及び日本の学生が共に環境問題の解決方法を探る本プログラムには、定員を大幅に超える871名の参加申込があり、その中から選抜されたAUN加盟大学及び国立六大学の学生57名(AUNから37名(インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー)・国立六大学から20名(うち、国際教養学部生7名))が、4日間にわたり、課題解決のための具体案策定に向けて、活発なディスカッションを行いました。
プログラムでは、千葉大学国際未来教育基幹の岡山咲子助教から導入となる講義とファシリテーションが行われたあと、参加学生は9グループに分かれて、互いの国・地域が直面する環境問題だけでなく、互いの文化的・社会的背景に対する理解を深めながら、環境問題の解決に向け、学生である自分達に何ができるのかについて活発に討議し、具体的な解決案を出し合いました。
最終日には、課題解決のためのアクションプランについて、各グループがプレゼンテーションを行い、参加者全体で多様なアイディアを共有しました。
国際教養学部の田中優辰さん、鈴木さくらさん、福井愛理さん、大島三和さん、常田千尋さん、中野創太さん、木下由子さんは、各グループにおいて、円滑な討議の進行やプレゼンテーションに積極的に参加しただけでなく、時にはグループワークにおいてファシリテーターの役割を担い、また、グループワークに関するフィードバックを日ごとに担当教員に行う等、参加学生と教員を繋ぐ重要な役割も果たし、ワークショップ全体の成功にも非常に大きく貢献しました。
プログラムでは、AUNのCholtis Dhirathiti事務局長及び岡山大学の鈴木孝義副学長(国際・同窓会担当)・国立六大学国際連携機構長より参加学生に応援のメッセージが贈られたほか、本学の小澤弘明理事(教育・国際)からも、このプログラムで生まれた交流を継続しつつ未来の担い手として活躍してほしい旨、激励がありました。
参加者による集合写真
プレゼンテーションの様子
※1国立六大学連携コンソーシアム
国立六大学が、自主自立を尊重しつつ連携して、教育・学術研究・社会貢献等の機能を一層強化し、グローバル社会をリードする人材育成の推進と学術研究を高度化することを目的として、平成25年3月に設立されたプラットフォーム。
※2 SDGs(Sustainable Development Goals)の目標7、11、12,13,14、15
目標7:エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
目標11:住み続けられるまちづくりを
目標12:つくる責任、つかう責任
目標13:気候変動に具体的な対策を
目標14:海の豊かさを守ろう
目標15:陸の豊かさも守ろう