よくある質問

学部全般について

Q.【学部全般】国際教養学部とは、どんな学部ですか?

A.千葉大学国際教養学部は、イシュー(現代社会に見受けられる課題)の発見から考え、その解決のためにどのような研究蓄積やディシプリン(学問的方法論)があるかを検討し、個々の学問領域を越境する視点を育てる課題発見・課題解決の教育を目指しています。そのため文理混合の視点で、人文社会科学、自然科学、生命科学の各領域を学び、イシューの解決に必要な道筋を考えていきます。その際、留学、インターンシップ、PBL型野外実習など、国内外のさまざまなフィールドに出向くことができるカリキュラムを用意しています。様々な学問領域を幅広く学び、学外での学びを重視したカリキュラムをもとに、徹底した少人数教育と学修支援を通じ、国際社会に貢献できる人材を育てることを目指します。

Q.【学部全般】何を学ぶことができますか?

A.本学部では、様々なテーマを横断的に学ぶことができます。具体的には、移民・難民に関わる研究、地域振興・地方創生に関わる研究、環境科学的な観点からの自然科学的研究、異文化理解を前提とした言語教育、社会と科学の関わりを考える科学技術社会論や生命倫理、スポーツ科学といった横断的なテーマについて学ぶことができます。学問分野としては言語教育、歴史学、社会学、民俗学、文化人類学、国際関係論、デザイン、物理・化学・植物学などの自然科学、地域創生など多岐にわたる学問領域を学ぶことができます。また、同時に、フィールドワークや留学、インターンシップなどの国内外での実習・現場体験を行う科目も多数用意しています。

Q.【学部全般】カリキュラムについて教えてください。

A.学部の専門科目として、1年次は、人文社会科学、自然科学、生命科学全域を意識した俯瞰科目、調査法やプレゼンテーションメソッドなどを学ぶスキル形成科目、そして語学や研究手法など含め、国際教養学部で学んでいくための基礎を作る科目を受講します。2年次から3年次は、グローバルスタディーズ、現代日本学、総合科学の3つのメジャーに置かれた科目を通じて、より専門性の高い学びを行うとともに、必修科目のない授業期間であるギャップタームを活かしてフィールドワークやインターンシップ、留学などの活動に取り組むことが可能なカリキュラムになっています。3年次前半には、さまざまな学問領域のトピックを横断的に学ぶクロスメジャープロジェクトIを履修し、後半には、自分自身で立てた研究課題に取り組む、クロスメジャープロジェクトIIを履修します。3年次後半のクロスメジャープロジェクトIIをもとにしながら,4年次には卒業研究・卒業制作であるメジャープロジェクトに取り組みます。
カリキュラムの全体像について、下のURLのカリキュラムツリーも参考にしてください。

Q.【学部全般】英語を勉強したいため、国際教養学部を受験すべきか悩んでいます。

A.「国際教養学部」は、いろいろな大学に設置されています。それぞれの国際教養学部には特徴・個性があり、一概にひとつではくくれません。英語で授業履修を第一の特徴とする国際教養学部もありますが、千葉大学国際教養学部は、さまざまな学問領域を越境して学ぶリベラルアーツを第一の特徴とした課題発見・課題解決の学びとともに、語学力を生かした発信を重視した学びを行っています。従って、すべての授業科目が英語で行われるわけではありませんが、学生自らがプレゼンテーションをする際には、さまざまな受け手の存在を前提に、英語をはじめとした言語能力を生かす指導をしています。

Q.【学部全般】英語に自信がありませんが、国際教養学部に入学しても授業についていけますか?

A.本学部では、英語で発信できる力をつけることも目標のひとつとしています。入学前に外国語検定試験(英検など)で一定の成績を取って入学する学生も多くいます。英語で行う講義科目は多数ではありませんが、英語で積極的に発信することを指導する授業科目は多数あります。英語の発信力、運用力を最終的に磨く意識があれば、問題なく授業にはついていけるはずです。

Q.【学部全般】留学生はどのくらいいますか?

A.本学部では、現在、学士課程として在籍する留学生はいません。しかし、海外の協定校から半年から1年かけて千葉大学に在籍する短期留学生の大多数が国際教養学部に所属しています。短期留学生をサポートするチューター制度もあり、多くの国際教養学部生がチューターになり、留学生との交流を深めています。

Q.【学部全般】教員免許を取得できますか?

A.本学部では、教員免許は取得できません。

Q.【学部全般】取得できる免許や資格を教えてください。

A.指定された科目を履修することで、学芸員、司書、社会調査士資格が取得できます。

Q.【学部全般】国際教養学部の定員を教えてください。

A.1学年 90名定員(一般選抜83名、総合型選抜7名)です。
※総合型選抜の合格者が募集人員に満たなかった場合は、前期日程の合格者で補充します。

Q.【学部全般】男女比が知りたいです。

A.年によって異なりますが、平均すると男:女=4:6の比率です。

Q.【学部全般】英語のみで開講されている科目は多いですか?

A.本学部では、講義形式の授業科目で英語のみを使って行う科目は、全体の1割程度です。協定校からの多くの短期留学生が国際教養学部に所属しますので、留学生を交えてアクティブラーニング形式で協同学習をする授業科目では、英語のみあるいは英語と日本語双方を使いながら行います。また、アメリカ・フィンランドなどの大学との遠隔地協同学習の科目では英語を使用します。「英語で授業をする」というよりも、「英語を使用してコミュニケーションを取りながら学ぶ授業」を多彩に用意しています。

Q.【学部全般】留学生と一緒に受講できる授業はありますか?

A.千葉大学の全学共通科目(普遍教育)には、留学生と学ぶ協同学習の授業科目が多く開講されています。それらの科目は、全学副専攻プログラムの国際日本学副専攻として位置づけられています。
国際教養学部でも留学生との協同学習の科目は開講されており、今後も拡充して行く方針です。授業でのコミュニケーションの媒介語では、英語を使うもの、英語と日本語両方を使うもの、そして日本語のみで留学生とコミュニケーションを取るものなど多彩です。日本に来る多くの短期留学生は、日本の文化や言葉を学ぶことを目的としていますので、日本語を使って日本人学生とのやりとりをしたい留学生も多くいます。もちろん英語のみでコミュニケーションを取る授業もあります。積極的にさまざまな留学生との学びの場を見つけることができる環境が、国際教養学部にはあります。

Q.【学部全般】卒業研究は、どのようなことをしていますか?

A.本学部では、卒業年次にメジャープロジェクトという授業科目を履修します。これは、卒業研究として卒業論文や卒業制作に取り組むものです。文理混合の学部の特徴を反映し、これまでの様々なテーマ、方法での卒業研究が取り組まれました。ご参考までに、過去の卒業生の題目一覧をご参照ください。

Q.【学部全般】卒業後の進路について教えてください。

A.本学部では、卒業年次にメジャープロジェクトという授業科目を履修します。これは、卒業研究として卒業論文や卒業制作に取り組むものです。文理混合の学部の特徴を反映し、これまでの様々なテーマ、方法での卒業研究が取り組まれました。ご参考までに、過去の卒業生の題目一覧をご参照ください。

留学について

Q.【留学】留学は必須ですか?

A.本学では、グローバルな視点を備え、多様な文化・価値観を尊重しながら国際社会に貢献できる人材を育成するため「千葉大学グローバル人材育成"ENGINE"」を策定し、2020年度以降入学のすべての学生は、卒業までに1回の「留学」と「留学2単位の取得」を原則必須としています。

Q.【留学】留学にはどのくらいの期間行く学生が多いですか?

A.個々の学生によって異なるため、一概には言えませんが、まずは2~3週間程度のショートプログラムに参加する学生が多い印象です。ショートプログラムを経て、半年から1年ほどの長期留学へ挑戦する学生もいます。

Q.【留学】留学の費用について不安に思っています。

A.留学の費用は、渡航先やプログラムによって異なります。千葉大学では、初回の留学(本学が認めるもの)に限り、留学費用の一部(渡航費として上限5万円およびプログラム受講料の一部)をENGINEサポートとして支援しています。また、学外の奨学金を申請することも可能です。詳細は、こちらをご参照ください。

Q.【留学】学内の留学プログラムについて教えてください。

A.千葉大学は様々な留学プログラムを用意しており、【語学・文化体験】【協働学習】【社会体験】【研究】の4つのプログラムに大きく分けられています。また協定校主催の各種プログラムもあります。詳細は、こちらをご参照ください。

Q.【留学】留学先は自分で決められますか?

A.千葉大学は、留学目的や語学力に合わせて、様々なプログラムを用意しています。学びたい国や、滞在期間、目的に応じたさまざまな留学プログラムから選択できます。(ひとつの留学先に多数の希望がある場合には、選考等で調整することがあります)。

Q.【留学】長期留学を希望しています。留学中も単位取得はできますか?4年間で無理なく卒業はできますか?

A.国際教養学部では、過去には、長期留学をしても4年間で卒業した学生も多くいます。派遣留学先で取得した単位を、本学の単位として認定することもできます。
長期留学については、こちらもご参照ください。

Q.【留学】学外のプログラムに参加しても単位として認められますか?

A.プログラムによるため、一概にいうことができませんが、申請と認定によって過去に単位として認められた例はあります。詳細は、入学後に相談してください。

Q.【留学】国際教養学部生は、在学中に複数回留学している方も多くいますか?

A.過去には、ショートプログラムに複数回参加した学生も多くいます。新型コロナウイルス感染症の影響が生じる前の2019年の状況では、入学後の留学の通算回数が2回の学生は全体の15%、3回以上の学生は10%弱いました。

入試について

Q.【入試】志願倍率を教えてください。

A.近年は、一般選抜、総合型選抜とも3倍~4倍前後で推移しています。

Q.【入試(総合型選抜)】総合型選抜の過去問題は、どこで確認できますか?

A.2023年度総合型選抜の問題は、2024年度オープンキャンパスで希望者に配布しました。

Q.【入試(総合型選抜)】総合型選抜の課題論述について、詳細を教えてください。

A.詳細は非公表ですが、「千葉大学国際教養学部入学者受入れの方針」に沿った課題を複数題出題します。
文理混合による課題解決に向けた資質と適性を評価するため、資料の理解力、論理構成力、科学・統計リテラシーを問う課題を課します。なお、資料の一部に英文資料を含みます。
課題論述については、総合型選抜学生募集要項もご参照ください。

Q.【入試(総合型選抜)】総合型選抜の集団面接及び個別面接について、詳細を教えてください。

A.詳細は非公表ですが、集団面接では理解力・論理性・表現力等を評価し、個別面接では志願者のこれまでの学びや本学部への志望理由等を評価します。

Q.【入試(一般選抜)】国際教養学部一般選抜(前期日程)の受験を検討しています。外国語検定試験の成績を利用したいのですが、何を提出したらよいですか?

A.利用対象となる外国語検定試験及び提出書類の詳細は、本学の入学者選抜要項もしくは一般選抜学生募集要項をご参照ください。

Q.【入試(一般選抜)】外国語検定試験の証明書原本ではなく、代わりに高等学校が証明した原本証明書を提出してもよいですか?

A.【原本のみ】受け付けます。原本証明書は認められません。

Q.【入試(一般選抜)】外国語検定試験の証明書原本が出願期間中に間に合いません。遅れて提出してもよいですか?

A.外国語検定試験の証明書は、原本を出願期間中にご提出いただかなければ受け付けることができません。

Q.【入試(一般選抜)】英検S-CBTを受験して取得したスコアは利用できますか?

A.利用できます。英検については、合格・不合格にかかわらず、英検CSEスコアを満たしていれば形式は問いません。

Q.【入試(一般選抜)】TOEFL ITPを受験して取得したスコアは利用できますか?

A.TOEFL ITPのスコアは利用できません。本学が指定する外国語検定試験のスコアのみ利用できます。詳細は本学の入学者選抜要項もしくは一般選抜学生募集要項をご覧ください。

Q.【入試(一般選抜)】英検の2次試験の面接が不合格でしたが、スコアは利用できますか?

A.英検については、合格・不合格にかかわらず、英検CSEスコアで判定します。

Q.【入試(一般選抜)】一般選抜で外国語検定試験のスコアを提出して個別学力検査の外国語が満点換算となった人の割合を教えてください。

A.割合については非公表です。

Q.【入試(一般選抜)】一般選抜志願者の選択受験教科別(文科系or理科系)の割合を教えてください。

A.近年では、国語・地歴型=約6割、国語・数学型=約2割、理科・数学型=約2割の傾向にあります。