国際教養学部の特色

[特色1]文理混合による課題解決型教育

  • [特色1]文理混合による課題解決型教育

従来の国際教養教育は文系が主流でしたが、現代社会の複雑な課題の解決には科学的な視点が欠かせません。そこで、千葉大学の国際教養学部では、文理混合教育を実践します。これは、人文社会科学、自然科学、生命科学をカバーする総合大学である千葉大学だからこその強みと言えます。また、課題解決型教育として、従来からの発想を転換し、最初から決められた学問分野を出発点とするのではなく、課題認識からスタートし、その解決のための知識を選択・統合し、解決能力を育む教育を実践します。

[特色2]テーラーメイド教育とSULAによる学修支援

  • [特色2]テーラーメイド教育とSULAによる学修支援

国際教養学部では、学問分野の境界を越えた知識や手法で国際社会に生起する課題の解決を目指します。学生はひとりひとりが設定した課題に応じて、その解決に必要な科目をジャンルを問わず履修します。どのような科目を履修するか、課題解決に必要な活動体験や海外留学をいつどのように行うか、教員やSULA(Super University Learning Administrator)と呼ばれる学修支援スタッフが相談にのりながら、学生個々のニーズに合わせて「テーラーメイド教育」を行います。

[特色3]II-BEAT(ツービート):インテンシブ・イシュー教育プログラム

  • [特色3]II-BEAT(ツービート):インテンシブ・イシュー教育プログラム

「インテンシブ・イシュー教育プログラム」(Intensive Issue Based Education and Training Program: II-BEAT)とは、メリハリをつけたターム運営によって「イシュー(課題)ベースの学び」を深化させる取り組みです。このII-BEATによって、2022年度より、3年次のカリキュラムが「集約ターム」と「セルフデザインギャップターム」とを組み合わせたかたちに刷新されました。集約タームでは、社会課題につながるテーマについて、短期集中的・分野横断的に学修します。セルフデザインギャップタームでは、必修科目がないため、それぞれの興味関心に応じて、留学、野外実習、実験、インターンシップ、地域でのプロジェクトなど、学内外での中長期の学びや活動を自由に組み合わせて体験しやすくなっています。

[特色4]アクティブラーニング

千葉大学では、アカデミック・リンク・センターやイングリッシュ・ハウスなど、学生が主体的に学べる場所が用意されています。また、双方向型授業設備を積極的に導入するとともに、大学院生による学習支援制度も運用されており、大学全体として学生の主体的な学びをサポートする環境が整っています。これらを基盤として、国際教養学部においてはアクティブラーニングを積極的に展開していきます。

[特色5]ソーシャルラーニング

  • [特色5]ソーシャルラーニング

フィールドワーク、インターンシップ、ボランティアなど、国際教養学部はグローバルな世界と地域の双方を舞台にした活動体験を重視し、「現場で学ぶ・現場を学ぶ」を学修理念の中心に据えています。このような学修を通して、理論だけでなく実体験を通じた知識の活用と課題解決能力を育成します。また、これらの活動体験は、事前学習・事後学習を通じて体系的な科目として構成され、体験によって得た学びを個々のものとしてとどめるのではなく、普遍的な課題として考える事のできる能力を育てていきます。

[特色6]海外留学

  • [特色6]海外留学

千葉大学では、2020年度から「全員留学」として卒業までに最低1回の留学を必須にしています。留学にも柔軟に対応可能な学事歴としてターム制(1年を6タームに分割)を導入しており、難易度・目的・期間別に体系的に整理された多様な留学プログラムが提供されています。国際教養学部では、異文化との接触、国際的な学生間の協働を通じた多元的な学びを目的に、学生が探求する課題の道筋に合わせて留学の時期や回数を決定できるようなサポート体制が整っています。