学生の声

日本の中にある国際化に気づく

3年 皆上 直香

3年 皆上 直香

私は外国につながる子どもの日本語支援活動に取り組んできました。きっかけは国際教養学部の1年次の授業で日本語支援が必要な児童について学んだことでした。皆さんの中にも小中学校で、海外にルーツを持つクラスメイトがいた方もいると思います。現在日本では全国的にそういった状況が見られる一方で、地域や学校によっては必要な支援が追いついていません。私はその問題に関心を持ち、2年次から地域の小学校と連携した、オンラインでの国際学級の子どもへの日本語支援活動を行っています。
さらに海外の日本語教育にも関心を持ち、2024年春にラオスの学校で2週間のインターンシップを行いました。現在は日本語教育や国際的に移動する子どもたちに関連した勉強や活動に力を入れています。
高校時代は世界の貧困問題や気候変動など、日本の“外”で起こっていることに関心がありましたが、大学入学後は多角的に日本と世界を捉えるようになり、国内の国際化とそれに伴う問題を意識するようになりました。また、自ら主体性をもって学びを深めていく姿勢が身に付いてきたと思います。
国際教養学部にはさまざまな分野の先生がいて、授業や海外渡航プログラムを通して幅広い視点を養う環境が整っています。国際教養学部で自分だけの専門分野を見つけ、学んでみませんか。

「自分だけの挑戦」ができる場所

3年 小林 快渡

私は大学入学時から地域創生に関心を持ち、学習を続けています。
国際教養学部では、学生の関心に合わせて学びを深める手段として授業選択や副専攻の履修、留学などが幅広く用意されています。2年生の夏には、副専攻「ローカル・イノベーション学」の一環として、台湾からの留学生とともに課題解決型のプログラムに参加しました。実際に千葉県内の市町村に足を運び、現地の人たちや留学生の声に基づいて地域課題の解決案を提案することで、地域との関わり方や外部の視点の取り入れ方を身に付けることができました。
また、2年生の秋から半年間、派遣留学プログラムを活用して、チェコ共和国・オストラバ大学で学びました。都市内の移動手段や地理の観点から都市に関する知見を深めることで、今まで漠然と住んでいた千葉のまちを相対化して考えるきっかけになったと思います。
これらの経験を経て、これからも自分なりに考え、自分なりの地域との関わり方を探究していきたいと感じました。国際教養学部はそれを実現できる環境が整っているので、みなさんも入学した際には、それぞれの思いのもと、「自分だけの挑戦」をしてみてください。

個々のやりたい分野を伸ばす学部

3年 豊口 里菜

3年 豊口 里菜

高校生の頃から地球温暖化問題への興味や海外への憧れを持っており、これまで大学内外で国際交流や環境政策における様々な活動に参加してきました。千葉大学には国際交流を深める機会が多くあり、留学生交流を促進する学生団体のリーダーや日本語ボランティアの経験、ドイツ、チェコでの短期留学プログラムへの参加を通して宗教や文化などにおける社会問題に気付き、視野を広げることができました。
また、学外での活動としてカンボジアの公立学校に英語を教えに行くインターンシップを経験した際に、カンボジアの街づくりを通して貧困、教育、大気汚染などの社会問題の解決に取り組んでいきたいと考えるようになりました。今後は派遣留学プログラムでフィンランドに1年間渡航し、環境政策について学ぶ予定です。
大学卒業後は、環境先進国であるドイツの大学院で持続可能な街づくりについて専門的に学び、将来はカンボジアの様々な社会問題に配慮した街づくりに関わっていきたいと考えています。国際教養学部は自分のやりたいことを伸ばし、学びをカスタマイズできる学部です。それぞれ違う分野に興味がある学生が集まっているからこそ見つけられる発見があると思うので、入学した際には、様々なことにチャレンジして自分の実現したい将来に向かって全力で進んでいってください。